2009年度 学園祭/11月23日


 新宿情報ビジネス専門学校恒例の学園祭が今年も11月23日に開催された。同日に毎年開催されている学園祭も今年で23回目となり、メインイベントであるスピーチコンテストには、今年も日本人学生・留学生合わせて11人の精鋭が出場して各自の考えを発表した。

 コンテストは1年生から選抜された学生によるもので、聴衆の前で論理的かつ説得力を持った話をする鍛錬の場にもなっており、将来の就職やビジネスシーンに備えてコミュニケーション能力の向上を目指すものである。今回のテーマは「喫煙の是非」「スポーツの喜び」「仕事への自己認識」に関するものや、留学生からは「対人関係」や「少子化の問題」など、昨今の社会性を反映した鋭い指摘が並んだ。コンテストの司会も留学生が務め、国際色豊かな大会となった。

 審査員の坂本照明先生・橘家二三蔵師匠からも今回のスピーチ内容・話し方に関する高い評価をいただき、出場者や聴衆からも「たしかに緊張はするが、自己表現の大切さを知ることができた。」との感想が聞かれた。人前で自己表現をする機会は少なくなりつつあるが、自らの身体で発するプレゼンテーションという手段を学校ではひとつの教科として設定しており、卒業後のビジネス社会に向けての重要なツールとして創立当初より力を入れている。

 審査の結果、コミュニケーションスキルの重要性を説いた川口進さんの「自己研鑽への決意」、故国を離れて自立の大切さと両親への感謝を述べたラマ・タシ・ドルマさん(ネパール)の「親の心」が優秀賞を受賞。努力賞には鍋島保子さんの「働くということ」と張鉉貞さんの「よけいなこと」が選ばれた。さらに審査員特別賞や全員への参加賞も贈られた。

 ゲストの坂本照明先生からは実弟坂本九さん(歌手・故人)の思い出話と、九さんの大ヒット曲「上を向いて歩こう」が初めて披露された。さらに落語家の橘家二三蔵師匠には学生たちへの激励と小噺をいただき、人を引き付ける話術を学ぶ良いチャンスになった。

 学生たちは各教室にてWeb・3DCGデザインなど日頃の学習成果を発表し、模擬店では中国の餃子・韓国のトッポギなど、各国の料理の腕を存分に振るった。大教室では学生主体による国別対抗クイズ大会が行われ、若人の熱気は寒さを吹き飛ばした。